誰もが”わたし”に還る旅路』Ayur JOURNAL – 第4章 オーナーコラム「一人の人間のために、滞在という音楽を書く」

最近では、8日間滞在と言う希望が増えています。

その方のための滞在プログラムをつくるとき、私はいつも、渾身の設計をしなければならないと思っています。

その方の息遣い、身体から伝わるエネルギー、思考の癖、いま抱えている悩み。そして、まだ言葉になっていない本当の想い。

目に見える情報だけではなく、その方の全体を丁寧に読み取り、「この滞在を通して、どのように変容していけるのか」を、深く考え抜いていきます。

それは、15分や20分の問診だけで分かるものではありません。

ただヨガをすればいい。
ただマッサージを受ければいい。
身体によい食事を出せばいい。

そうした点と点を並べるだけでは、本当のトランスフォーメーションは生まれないと、私は考えています。

施術、食事、睡眠、香り、光、音、空間、自然、言葉、沈黙、そして体験する順番まで。

そのすべてが一つの線となり、その方の生命を少しずつ調律していく。

一人の人間のために音楽を書くように。
その方だけの物語を、一つの滞在として編み上げていく。

滞在プログラムの設計とは、本来、それほど繊細で、総合的で、アーティスティックな仕事なのだと思います。

だからこそ、このようなプログラムは、まだほとんど存在しません。

そして、存在しないからこそ、私はつくりたい。

一人ひとりの人生に深く向き合い、その方が本来の自分へ還り、次の生き方へと歩み出すための滞在を。

それが、私がアーユルウェルネスリゾート沖縄で実現したいことです。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次